こんにちは。
今回は「試験当日の集中力アップ」について。
今回の内容は薬剤師というより
栄養・アロマが主となりますが、
これから試験を受ける方の
役に立てればと思います!
・この内容を書くきっかけ
・集中力を高めるアロマは「芳香浴」で
・休憩中の食べ物&飲み物のポイントはブドウ糖!
・試験の日に集中力アップするための持ち物まとめ
友人から、集中力をあげるためにできることがないか、と聞かれたのがきっかけです。
それも試験「当日」の集中力UPのためにできること。
なんと友人の受ける試験が約4時間もあるとか(休憩も挟むそうですがそれにしても大変!)。
そういえば昔、受験の時はやっていたような気がしますが…今になって考えるとすごい!
集中力を高めて乗り切ってください‼
家での勉強中なら部屋の香りを自由にできますが、今回はなんといっても試験当日。
場所によっても香りは大きく変わりますよね。
もちろん、試験会場の香りを変えるわけにはいきません。
そこで、簡単に取り入れられて、
なおかつ周りに迷惑のかからない方法として使えるのが
ティッシュやハンカチ、カードを使った
「芳香浴」です!
ティッシュやハンカチ、名刺程度のカードにアロマオイル(精油)を1~2滴ほど垂らして持っていくだけ。
手元においておけなくても、試験直前や休憩中に取り出して香りを吸入すれば、リフレッシュ&集中力や記憶力を高めてくれます。
集中力を高めるアロマオイルはいくつかあります。
代表的なものは…
・レモン
・グレープフルーツ
・ペパーミント
・ローズマリー
目を閉じて鼻で息を吸いゆっくり吐き出すようにすれば、目からの余分な情報も入らず、脳を休めて香りに集中できるはず。
ちなみにアロマオイルを買うときは香りを嗅いでからが良いです!
人によっては同じ香りでもきつく感じたりすることもあるので、自分にあった香りを見つけておきましょう。
ちなみに、アロマオイルを売っている場所ですが、アロマオイルは雑貨という扱いなので、
東急ハンズやロフトなどでも売ってますし、デパートや駅ビルにも専門店が入っていることが多いです。
ほしい香りが決まっている人はネットでも買えますが、先ほども言いましたが、まずはお店で香りを実際に試してみましょう。
試験追い込み時期には難しいかもしれませんが、息抜きついでに行かれるのもいいと思います。
ハンカチに垂らす場合はシミになる場合があるので注意してくださいね。
今回あげたアロマオイルは一部ですし、自分が落ち着いて集中できると思う香りがある人は、ぜひそれを使ってください。
薬にしても香りにしても、自分に合っていると感じるものは大事です(プラセボ(プラシーボ)効果といって、簡単に言うと思い込みですが、病は気からともいいますし、とても大事なことなんです)。
どんな香りでも強すぎると他の人の迷惑になります!
自分が隣にいたら嫌な人にならないようにマナーは守るようにしてください。
特にアロマテラピー検定等のかおりの試験もあるものでは香りの持ち込みはさけるようにしましょう。
脳のエネルギー源は「ブドウ糖」だけ!
なのでブドウ糖を摂ることが大切です。
休憩時間は試験によって様々だと思いますが、
周囲に迷惑をかけずに手軽に摂れるものでおすすめは、「チョコレート」!
糖分を摂れることに加えて、チョコレートにはカカオに含まれる集中力UPにもよいといわれている成分「テオブロミン」も含まれています。
(→テオブロミンとは…:下に書きます)
ちなみにホワイトチョコレートはテオブロミンが含まれていませんのでご注意を。
そして、アーモンド入りのものも良いと思います!
糖質の代謝に必要なビタミンB1も含んでいること、また、噛むことで脳の機能が活発となり集中力も高まります。
ただし、どんなものにも言えますが、
一度に大量に食べると血糖が急激に上がったあとに反動で低血糖になってしまうので、休憩のたびにつまむ、というような間隔で食べると良いです。
そして水分摂取も大切です!
脱水になると血流も悪くなってしまいます!
集中力を高める飲み物として、カフェインの含まれている「コーヒー」や「紅茶」がよく言われています。
ただ、個人的な話ですが、私は紅茶や緑茶で、利尿作用のせいか試験中トイレが近くなり、途中退室せざるを得なかった経験があるので、それ以来、試験前に飲むのが怖くなってしまいました。
同じようにコーヒー、紅茶、緑茶でトイレが近くなってしまったことがある人は多いのでは…?
そんな人にオススメなのは「スポーツドリンク(水分補給飲料)」!
体に必要な糖分、ミネラルが一緒に摂れるんです。
ビタミンB,C入りのものも体の代謝に必要なビタミンなので良いですよ。
ビタミンCはストレスで消費されやすいのでしっかり補給しましょう。
◎お気に入りのアロマオイルを垂らしたティッシュ、ハンカチやカード
◎チョコレート(アーモンド入りチョコがオススメ)
◎スポーツドリンク(ビタミンB、C入りがオススメ)
ちなみに試験当日は、朝食をゆっくりよく噛んで食べましょう。
寝ている間にも脳ではエネルギーが使われているので、起きた時に朝食をとることで脳の活性化につながります!
頑張っている友人、そして読んでくれた方の役に立ちますように。
テオブロミンはキサンチン誘導体の一つで、キサンチン誘導体には薬の成分として使われているカフェインやテオフィリンが有り、これらには中枢神経興奮作用、気管支拡張作用、利尿作用などがあります。
作用の強さは国民生活センターでの報告書に記載がありますが、以下のように言われています。
ちなみにテオフィリンは気管支喘息などの気管支拡張薬として使われている成分です。
中枢神経興奮作用:カフェイン>テオフィリン>テオブロミン
気管支拡張作用 :テオフィリン>テオブロミン>カフェイン
心筋興奮作用 :テオフィリン>テオブロミン>カフェイン
利尿作用 :テオフィリン>テオブロミン>カフェイン
骨格筋収縮作用 :カフェイン>テオフィリン>テオブロミン
チョコレートも昔は薬として使われていた歴史があります。
チョコレートも多くの生理的作用を持つので食べ過ぎは禁物です。
特に最近はカカオの割合が高い製品もでていますが、それらは特に脂質もテオブロミンも多く含まれるので注意しましょう。